下記総説を読み、"ブリーチバス"(bleach bath)って何だろう?と思い、簡単に調べてみた。何のことはない、漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で、皮膚表面の黄色ブドウ球菌などを殺菌することを目的としたもの。週に2~3回、プールに入るのと似たようなものである。またプルーストの入浴後、「ステリPro」を使って拭っているのと目的は同じだ。「ステリPro」の方は少々お高いため、多めにバスタブに入れて15~20分入浴させることができないので、拭っているだけであるが。
文部科学省の定めた遊泳用プールの衛生基準では、残留塩素の濃度は0.4mg/l以上、1.0mg/l以下とされている。オゾンや紫外線殺菌を併用している施設もあろうが、平成13年の改定されたあとも残留塩素の基準に変更はない。ということは、日本においては地域差はあろうが、水道水と変わらない濃度でもある(中野区では約0.5mg/lという)。後日、もう少し詳しく調べてみたい。
[The formula generally used is one-quarter to one-half a cup of regular Clorox bleach the 6% sodium hypochlorite strength--or an equivalent product in a full tub of water. The concentration is similar to a chlorinated swimming pool. The exposure time is 10-15 minutes two or three times per week. ]
Cloroxを入手して、プルースト君に試してもらおうかしら? 実際の塩素濃度としてどれくらいを想定しているのかなど調べよう。
ハイターの塩素濃度は5%らしいので、これを用いてバスタブをプールと同様にするならば1ppm=1/1,000,000=0.0001%なので、ハイター原液が50,000ppmになる。ということは、これで0.4ppmの塩素水溶液を作るとなると、125,000倍に希釈することになる。
1,250Lの水に対して10mlのハイター、一般的な浴槽の容積は200リットル位なので、バスタブに1.6mlのハイターを入れれば、プールと同様か? 但しこれでは水道水の塩素が考慮されていない。そういえば、ノロウイルスが流行したときにハイターなどの塩素系漂白剤を利用していた。ついでに昔だが、記事を読んで香港にて「ドッテル」という漂白剤を購入して帰国し、しばらくそれを入浴剤がわりに使用していた時期があったことも思い出した。
■小児アトピー性皮膚炎の治療選択肢に関する総説
【10月8日】外用コルチコステロイドと外用カルシニューリン阻害剤の相違点を含めた小児アトピー性皮膚炎(AD)の治療選択肢について総説が『Pediatrics』10月号に発表された。本総説は、包括的な「介入としての教育("education-as-intervention)」モデル、湿布、ブリーチバス(bleach bath)、全身性免疫調節療法等の新しい治療戦略にも注目している。
「この肉体的に厳しく、精神的ストレスの多い病態に関するガイダンスでは、AD患者の親は一次介護者とされている」とカリフォルニア大学(サンディエゴ)のAndrew C. Krakowski, MDらは記述している。「ADは治療選択肢が限られた状況で、多面的な治療戦略を必要とする慢性疾患である。小児集団では、安全性の懸念と効果的な治療とのバランスをとることが特に重要である」
ADは、低年齢児において罹患率の高い皮膚疾患の1つであり、罹患率は年齢10歳未満の小児では10%潤オ20%で、しばしば小児の全般的な健康と発育に有害な影響を及ぼす。通常、約60%の患児が1歳まで、85%の患児が5歳までに発症する」
AD治療の基礎は、その広範囲に及ぶ抗炎症活性ならびに抗増殖作用、免疫抑制作用、血管収縮作用のため、依然として外用コルチコステロイドである。主な作用機序の1つは、炎症性サイトカインの放出抑制であると考えられている。コルチコステロイド使用に伴う潜在的な長期的危険性(特に低年齢児)についての懸念は、最近のエビデンスによってある程度緩和されてきている。
コルチコステロイド療法のレジメンには、寛解誘導のための強力製剤による初期療法と、後続するADの改善に従った効力の弱い製剤への比較的速やかな漸減からなり、以後の段階的モデルによって疾患活動に基づく必要に応じた管理が可能となる。もう1つの戦略は、強力製剤の短期大量投与(short burst)の後、再発までステロイドを投与せず、皮膚軟化剤のみを使用する「休薬期間(holiday period)」を設定する方法である。
「投与頻度に関しては、1つの大規模なシステマティックレビューから、外用コルチコステロイドの1日2回の塗布が1日1回の塗布よりも効果的であることはないことが明らかになった」と本研究の著者らは記述している。「究極的には、医療提供者が外用コルチコステロイドの用法について患者に教育・指導する場合、薬剤に固有のFDA(米国食品医薬品局)の適応症を考慮すべきである」
重度および/または難治性のADの患児の場合、1日1回の外用コルチコステロイド塗布と湿布が短期的には有効かつ安全であると思われる。ただし、コルチコステロイドの一時的な全身的生物活性が重篤な有害作用として報告されている。過剰または不適切に使用した場合、湿布は皮膚浸軟と二次的感染を引き起こすことがあり、処方に十分な皮膚軟化剤が含まれていない場合、皮膚の乾燥を促進する可能性がある。
特定の患者では、特に頻繁な再燃がみられる患者や、眼、顔面、頸、生殖器等の皮膚の敏感な部分のAD治療が必要な患者には、外用カルシニューリン阻害剤が効果的な治療選択肢であると思われる。外用カルシニューリン阻害剤により、標的を絞った抗炎症作用が得られ、ステロイドの使用を減らすことができる可能性がある。
一部の患者では、経口免疫調節剤(アザチオプリン、シクロスポリン、mycophenolate等)による全身的抗炎症作用が必要である可能性がある。光線療法にも抗炎症作用があると考えられている。
利用可能な治療法は、ADの様々な特性をターゲットとしている。皮膚軟化剤、保湿剤、保護具は、ドライスキンを保湿することによって乾燥症を緩和し、皮膚障壁の欠陥の修復に効果的である。皮膚の細菌、真菌またはウイルス感染の治療には外用または経口用の抗感染症薬が用いられる。感染を減らすもう1つの方法はブリーチバスの使用であり、微生物が定着および/または重感染した皮膚の微生物量を減らすと考えられている。
特定の患者では、抗ヒスタミン薬が補助療法として有用である可能性がある。抗ヒスタミン薬の鎮静作用は小児の夜間睡眠を助け、これによって夜間のひっかきによる皮膚の擦創が間接的に減る。
全体的な管理は、薬物療法のみではなく、多面的方法に依存する。医師は介護者に、典型的には最適な管理にもかかわらず起こりうる再燃を特徴とした、ADの慢性的で予測不能な経過について教育すべきである。ADでは表皮のバリアー機能が低下しているため、正しいスキンケアに十分に注意を払うことが大切である。
ADは多因子性の疾患であることと、予想されているメカニズムの1つは免疫機能不全であることを認識し、臨床医は患児の親に、潜在的誘因を避けるよう助言すべきである。これは、既知のアレルギー反応や炎症反応を避けるのに役立つ。
潜在的誘因は、アルコールを含有する化粧品、収れん剤、香水、強い洗剤または石鹸、ウールまたは化繊製のざらついた衣類等の直接的な接触に関連するものである可能性がある。AD再燃を促進する生理的および感情的ストレッサーには心理的ストレス、黄色ブドウ球菌、ウイルスまたは真菌感染、過熱または発汗がある。
食事性の誘因には、牛乳、卵、ピーナッツ、ナッツ類(クルミ、カシューナッツ等)。大豆、小麦、魚、甲殻類または上記のいずれかを用いた加工食品に含まれる食物アレルゲンがある。
AD患者の良好な状態を長期的に維持するには、プライマリケア医、専門家、看護師、心理士、行動療法士、その他の医療従事者からなるチーム医療が必要とされる。
「良好な管理は、患者とその家族に対するADについての教育、ADの徴候・症状の減弱、再燃の予防および重症度と頻度の低下、全体的な疾患経過の改変、そして場合によってはアトピーマーチを遅らせることからなる」と著者らは結論している。「教育、誘因の回避、優れたスキンケア、治療(薬物療法と非薬物療法)を含む包括的な長期戦略が重要である。医師は利用可能な様々な治療選択肢に関する知識を駆使して、各児の年齢とニーズ、診察時のADの重症度と罹患部位、全体的な疾患経過(持続性、再燃頻度等を含む)に合わせた個別的な治療戦略を立案すべきである。

↑ 自分で「Wand」を試す。
★本日のお買い物:特になし。
★本日の間食・おやつ・お酒:焼酎たくさん。
★プルーストの行事:後楽園までの散歩
★飼い主の行事:本日は午前中が暇で、「Wand」を試す。ペンタイプなので細かい作業ができ、実際に自分の腕で試すも痛みは少ない。昼にいらした脂漏性角化症が多発した患者さんから使い始めた。朝の混雑が少なかったかわりにお昼前には混雑した。診療後はS氏の送別会で「なつ家」へ。
★サロン関連: 後日フットケア用品をワゴンにまとめる事(未)。
★体重:76.0kg
★早朝血圧:右/mmHg()、左/mmHg():計測せず
★歩数:約7.100歩。
参照
小児アトピー性皮膚炎の治療選択肢に関する総説
Bleach Bath Can Kill Bacteria in Atopic Patients
Therapeutic Options for Pediatric Atopic Dermatitis Reviewed
Bleach baths for reducing S. aureus in atopy underused.
遊泳用プールの衛生基準について
プール水に「塩素」が入っている理由は?
Clorox® Regular-Bleach
痛くない麻酔注射ワンド
新しい局所麻酔注射器(Wand)
ノロウイルス対策に酸性電解水(次亜塩素酸水)は有効に使えます。
ノロウイルスを消毒する
シミVRMレーザートーニング
Laser Toning by Spectra VRM:YouTube
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